Web開発におけるWebデザイナーの役割とは

良質なWebサイトには、使いやすさやインパクトのある美しさといったものが必要です。Web開発において、Webデザイナーはそのためのレイアウトやデザインを考え、コーディングを行うという役割を持っています。また、Webデザイナーはディレクターの作業を兼任することも少なくありません。
その理由は、クライアントの要望に応えるためのヒアリングを重ねることも多いからです。Webデザイナーが意図したデザイン通りに、エンジニアがWeb制作を進めているか確認したり、作業の中で仕様変更しなくてはいけない場合にも、スムーズに業務連結できたりします。

Web開発の要ともいえるWebデザイナーですが、どのように作業を進めていくのでしょうか。Webデザイナーは、クライアントにヒアリングしながらコンセプトを明確にし、市場調査を進めてWeb制作により有効なSEO対策の分析をします。それらをもとに、Webサイトのイメージやボリュームから、構成とレイアウトを設計してスケジュールを決め、グラフィックソフトを使って写真や画像の加工、ロゴを制作し、プログラミング言語を用いて配色や配置を決定するのです。
その後は、Webエンジニアが作業を担当しますが、完成時の検証や運営が始まった後の更新業務をWebデザイナーが行うこともあるので、運営的な役割も求められます。一人で行うには多くの工程を受け持つので難しいように思えますが、その分各工程の知識や人との交流でスキルアップが見込めて、やりがいの多い仕事だといえるでしょう。